入浴料金改定

本日より県下一斉に銭湯の入浴料金が改定されました。
大人入浴料370円から400円に30円の値上げです。

銭湯の料金は県の統制料金となっています。浴場組合より県に料金改定のお願いをしたのが昨年の11月です。それから県による銭湯の経営調査、帳簿調査、適正化審議会を経てやっと本日の改定に至っています。

理由はもちろんお湯を沸かす燃料である原油の高騰です。
A重油は長い間1リットル30円台だったのですが、ここ数年でじわじわと値上がりし、最近の急激な値上がりで現在は1リットル90円台です。
売上はすべて燃料代に消え、急に設備が故障しても修理したり、機械を入れ替えたりする資金がなくやむなく廃業される銭湯が後を絶ちません。
今回、料金改定を行っても経営基盤の安定には直接つながらないのが現状です。
銭湯がなくなる前に銭湯の社会的な役割りをアピールし、残していかなければいけない施設なんだという認識を多くの方に感じていただき、残していく為の手立てを講じていく必要に迫られています。