震災銭湯

先日、横浜市で開催された「ネットワーク1010神奈川大会」で提唱された「震災銭湯」という考えを富山県浴場組合の実情に合わせて取り入れていこうと提唱し始めた矢先に東北地方で大震災が発生しました。
被災地では連絡が取れなくなっている銭湯も少なくないとの事です。
改めて今後「震災銭湯」というキーワードを推し進めていく必要を感じており、昨日開催された理事会の中でも発言させていただきました。

富山県における「震災銭湯」とは、銭湯が防災の拠点施設になる事だと考えます。
耐震補強が必要な場合もあると思いますが、有事の際に地域の避難拠点、復興支援拠点として機能できれば銭湯の持つ公共性(コミュニティー)をまた一つ上の段階に持っていけると思います。
阪神淡路大震災の際には銭湯が被災者の皆さんに大きな力を与えたという事です。
地域の為に大きな力となれる「震災銭湯」という考えを発信し今後の銭湯のあり方を考えていきたいと思います。