お風呂のお湯の衛生管理

数年前に「レジオネラ菌」という名前をよく耳にした記憶はないでしょうか?この菌は自然の中(土中)に生息する菌で、お湯の循環、入れ替えをしていない露天風呂や、当時流行した24時間風呂(24時間循環のみで、お湯の入れ替えをしていないお風呂)で多く発見されました。お湯の入れ替えが無い、たまり湯のような所で繁殖し、体内に入ると肺炎などを引き起こし、発症した高齢者のなかには死亡されたケースもありました。
レジオネラ菌」の発生を防ぐ為、お湯の入れ替え、適正な値の塩素消毒、一定期間での水質検査などの方策があります。お湯の入れ替え、塩素消毒は当然ですが、水質検査に関し、富山県浴場組合加盟店は自らに厳しい規律を課しています。
それが年間4回(3ヶ月に1回)県指定検査機関による水質検査を受ける事です。レジオネラ菌の検査が4回、うち1回は大腸菌過マンガン酸カリウム消費量、濁度の検査も同時に行います。
当然検査には費用もかかり、年4回検査を受けるよう指導している浴場組合は富山県だけのはずです。
しかし公衆浴場の基本は「安心、安全」だと考える時、検査費用は必要な経費になります。お客さまに安心してご利用頂けるよう、検査結果は見やすい場所に掲示してあります。